代償性?自分が対価として得たもの失ったもの。
代償性発汗。
この言葉の意味を考えていみると
なぜ自分だけが代償を払い苦しみ生活をしているのかと卑下してしまいます。
でも代償性発汗前と後では生活は大きく変わり、
得たものも大きかったのも事実です。
僕自身はETSについては反対派ですが、
肯定派の方もいらっしゃるのはその代償と天秤にかけて得たものが大きいと感じている方もいるということです。
今回はなぜ僕が反対の意見をもっているのか?
僕の考える、プラスマイナスの天秤を書いていこうと思います。
プラスの面は手汗がなくなることで今までしてこなかったような手を使った他人とのコミュニケーションに気を付かわなくなってもよくなったことです。
日常生活でも仕事でも自分の手と他人の手が近づく瞬間、ことはかなり多いです。
そのつど気にしてばれないようにしてた手汗の日々はかなりのストレスでした。
それがなくなるのはかなり大きいです。
特に大きかったのは異性に触れる時に気持ち悪がられてないかな?
そんな心配がなくなったことで、「思いっきり女性と手をつなぐ」そんなことがでっきたのはETS後でした。
それ以前はできませんでしたので。
今まで手汗で悩んでた内容全てが解決します。
でもその代償として現れる副作用もかなり大きいです。
まず第一にあるのが精神面での落ち込み。
体にめぐる神経を断つことで常に精神面で気力が枯渇する感覚。
感覚でしかないので言葉にしにくいのですが、神経回路の異常で起きる自律神経失調症が常に起きている状態になっているだと考えてます。
第二に胴体部分の異常な発汗。それにともなう頭部発汗の減少。
胴体部分の汗は想像以上に多いです。
ETS前はTシャツの変えを持ち運ばないといけないぐらいにしか思ってませんでしたが、そういったレベルではございません。ビチャビチャになります。
夏での外出がかなり減ります。
本来であればレジャーや遊びにみちた夏が嫌い、苦手な季節になってしまいます。
そして頭部の発汗がなくなることで体力面でかなり落ちます。
熱中症は頭部に熱がこもることで起きます。それが簡単に起こるそんな感じ。
イメージはファンのついてないパソコン。
熱を逃がせないのですぐ熱くなって落ちてしまうパソコン。
そのパソコンで効率的に仕事をしたり、能動的に制作活動をすることはできません。
その状態でも日常生活や仕事は一生ついて回ります。
これはかなりきついです。
僕の場合は得たもの失ったものの天秤では明らかに失ったものが大きかった。
でも幸いリーバーサル手術という可能性が残されているから生きていけている。
生かされている感覚です。
ですが
ETS手術を行ってしまったのは自分自身の下調べであったり認識の不足からだったので
リバーサル手術についても情報を集めて、経験された方の言葉も聞いたうえで考えていきたい。
そんな風に考えています。
では汗汗汗。